【映画感想】『バイオハザード ウェルカムトゥラクーンシティ』バイオハザードの皮をかぶったB級映画*ネタバレなし

バイオハザードの新しい作品!酷評が目立ち嫌な予感。でも、バイオハザードファンとしては、「これは観るしかない!」と思って早速観て見ました!

*感想を書くだけで、内容については、うす〜くしか触れないようにしたので、まだ観ていない方も安心して読んでいただけます。

 

概要

原題:Resident Evil: Welcome to Raccoon City
監督:ヨハネス・ロバーツ
公開:アメリカ 2021年11月24日、日本 2022年1月28日
上映時間:107分
製作国:アメリカ合衆国、ドイツ、フランス、イギリス

ストーリー

製薬会社アンブレラ社の拠点があるラクーンシティ
この街の養護施設で育った主人公クレア・レッドフィールドは、アンブレラ社がある事故を起こしたことで、街に異変が起きていると警告する不可解なメッセージを受け取り、ラクーンシティへと戻ってきた。
R.P.D.(ラクーン市警)の兄クリス・レッドフィールドはクレアの言うことをありえない陰謀論とあしらうが、やがて二人は街中を彷徨う住民たちの変わり果てた姿を目の当たりにする。次々と襲い掛かってくる住民たち。
そんな中、アンブレラ社が秘密裏に人体実験を行ってきたことが徐々に明らかになっていく…。
© 2021 Constantin Film International GmbH and Davis Raccoon Films Inc. All Rights Reserved.

感想

B級映画クオリティー!!そして、大変申し訳ないが、褒めるところがみつからない・・・。

最初に言うと、私はB級ホラー映画大好きです。『シャークトルネード』『ボア』など数々のB級を観てきました。B級はB級の良さがあります。でも!この作品に関しては、ほんっとうに褒めるところがみつからない・・・。

変なところがバイオハザード

バイオハザードの設定は、ちゃんと使っています。でも取り入れ方が変!

まず、キャラの名前、クリーチャー、舞台はバイオ。キャラの性格、容姿はオリジナル。ストーリーは、バイオ1、2、コードヴェロニカのミックス+オリジナル。

バイオ大好きです。全シリーズみました。それでも誰が誰だかわからなくなるんです!容姿も性格も、全然違うんだもん!

「凄腕キャラがへなちょこで、このキャラだったらこんなことしないのに!」とか、「この人、誰だっけ??」とかフラストレーション溜まりまくり。

てか、これ名前使ってるだけだよね。それ、バイオのキャラの名前の必要あるの?

誰向けの映画?

まず、アクションの見所がない。クリーチャーと遭遇しても緊迫感ないし、ド派手なアクションもない。基本、銃で撃つだけ。

もう、びっくりしたのが、ラスボス。呆気ねー。ラストバトルのハラハラ感もなく、すぐ終わってしまったよー。

アクション映画としては不足。

次に、ストーリー。オリジナルストーリーが、おもんねーーーー。秘密が色々あるっぽい感じだったけど、本当にすいません。その謎、全っ然気になりません。

サスペンス映画としても物足りない。

そして、最後に大本命になりそうなバイオファンにもささらないだろうなー。

有名なシーンをちょこちょこ再現されているけど、それだけ。キャラ全然違うし、フラストレーション溜まるだけだよー。特に、レオンファンは観ていてイライラするかも。

原作を再現する気があるのかないのか、どっちかわからん。この映画が出てきたとき、”原点回帰”ってやたらと強調されてた気がするけど、「本当に?」って声を大にして言いたい。

最後に

最後、「また続きますよ〜」って予感がさせる感じだったけど、ごめんなさい。まったく気にならないです。

アクションのクオリティーの低さといい、ストーリーの雑さといい、バイオ再現度の低さといい、誰がGOサインを出したのか?

これは、「スケジュールや予算がなくて、中途半端に上映に踏み切ったのか?」と思えるぐらいの出来でした。

ちょっと今回は結構辛口になってしまいましたが、バイオハザード大好きで思い入れが強いから。製作者の方、本当にすいません。でも、バイオファンとしては、もうちょっと頑張ってほしいです。

*これは個人の感想です