【映画感想】『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』アクションシーンはすごいけど・・・

ヴェノム第1作目が面白かったので、第2作目ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジもみてみました!

概要

原題:Venom Let There Be Carnage
監督:トム・ハーディ
製作:2021年アメリ

ストーリー

地球外生命体のシンビオートは、ジャーナリストのエディ(トム・ハーディ)に寄生したものの、食欲を制限されてストレスを溜め込んでいた。そんな折、未解決事件を追うエディは、刑務所に収監中の死刑囚クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)と再会する。猟奇殺人を繰り返し、死刑執行が迫るクレタスは突然エディの腕にかみつき、彼の血液が普通の人間とは違うことに気づく。

シネマトゥデイ

感想

アクションはすごいけど、うーん・・・。

設定がばがば。第1作目が良かった分、ちょっとガッカリ。「細かいところは気にしない!ド派手なアクションがみれればいい!」という人であれば面白いかも。

なんでそうなるの?

表紙になっている、あの赤いやつ。そもそも、そいつの成り立ち方が意味不明!

主人公噛んだら、赤いスライムができて、それを敵役になる人が食べたら、赤いやつに変身できましたとさ。

「なんで??????」

しかも、ヴェノムより強いらしいし、途中ひと食べたらパワーアップ!訳がわかりません。

そして!もう1人の敵役については、もう何も説明ありませんでした。登場した瞬間から、超能力もち。

主人公が、スーパーパワーもっているのは、ヴェノムに寄生されているから。だけど、もう1人の敵役はなぜ?ヴェノムの説明がされている以上、彼女についても説明してほしかったなあ。

敵役たちの設定がどうしても気になって、最初から最後まで集中できませんでした・・・。

マーベルシリーズはいつもはそんなことなかったんだけどなあ・・・。

伏線回収が微妙

もう1人の敵役の能力が、敵の赤いやつも含め、ヴェノムたちは苦手なもよう。その能力が敵を倒すカギになるとずっと思っていました。

でもあんまり使わない!!!

ずっこけ。肩透かしを食らった気分です。確かに、最終決戦のシーンはすごかったです。教会でのラストバトルは、ステントグラスや、屋根の尖った部分もつかって、悪魔っぽい感じ。ゴシックホラーチックで、敵の赤色も一層映えます。

そこはかっこよかったです。でも、もうちょっと、もう1人の敵役の能力をつかったアクションシーンがあってもよかったんじゃないかな?あまり能力を活かすことなく、あっさり終わってしまった感が・・・。

敵役は超一流

まずは敵の赤いやつは、ウディ・ハレルソンさん。

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第80回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、助演男優賞脚色賞の主要4部門をとり、最多受賞作品となった『ノーカントリー』に出演された役者さんです。

今回は、連続殺人鬼のサイコスリラー役。表情やちょっとした動作が、サイコスリラーのそれで迫力満点!本当にちょっと怖かったです!

次にもう1人の敵役は、ナオミ・ハリスさん。

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パイレーツオブカリビアン』のあの魔女の人です。怪しげな役はさすが!超能力使えますって言ってもまったく違和感ありませんでしたー。

最後に

敵役、主演の方はもちろん、ヒロインも人気女優さんなども出演されていて、俳優陣は豪華。なのに、今回は、ストーリーがあんまり頭に入ってこなかったんですよねぇ。その他、ツッコミどころも満載。

いくらアクションを楽しむ作品とはいえ、設定をもうすこし説明して、脚本をもうちょっとしっかりしてほしかったです。

余談:あの赤いヴェノムに似た敵も、カーネイジっていう名前だと観終わって、作品について調べて初めて知りました汗。「タイトルの”カーネイジ”ってどういう意味の英語だろうねー」とか言いながら、ずっと観てました。