【映画感想】『JUNK HEAD』新しい世界!

ようやく気になっていた映画を観ることができました!その映画は

JUNK HEAD

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『JUNK HEAD』(C)2021 MAGNET/YAMIKEN

構想、ストーリー、セット、キャラデザイン、声、動きなど、何から何まで「ほぼすべて1人で制作された」異例のストップモーション映画です!(元となる作品は、すべて1人で製作されたらしいです。今回は上映時間が長いため、人を雇われたとききました。)

概要

監督:堀貴秀
公開日:2021年3月26日

ストーリー

<壮大な3部作第一章>環境破壊が止まらず、もはや地上は住めないほど汚染された。人類は地下開発を目指し、その労働力として人工生命体マリガンを創造する。
ところが、自我に目覚めたマリガンが人類に反乱、地下を乗っ取ってしまう。それから1600年──遺伝子操作により永遠と言える命を得た人類は、その代償として生殖能力を失った。
そんな人類に新種のウイルスが襲いかかり、人口の30%が失われる。絶滅の危機に瀕した人類は、独自に進化していたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に、生徒が激減したダンス講師の“主人公”が名乗りを上げる。
地下へと潜入し、〈死〉と隣り合わせになることで命を実感した主人公は、マリガンたちと協力して人類再生の道を探る。今、広大な地下世界の迷宮で、クセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険が始まる!

(C) 2021 MAGNET/YAMIKEN

感想

新しい!!

世界観は、一言で表すと、可愛くなったマトリックス。地下世界で、いろんな機械を使いながら、危険な世界を精一杯生きてる感じ。

マトリックスに非常に似ています。ですが、似て非なるもの。

キャラのデザインが本当に独特。変な生物オンパレード!ここの生態系が全くわからん。最初は「きもっ!」「こわっ!」って思ったのに、観てると段々可愛くみえてくるからあら不思議。しかも、ここの住人は、変な言語を喋ります。「ガコガコ」ずっと喋っていて、異世界感が半端ない!

ストーリーについては、引き込まれるものがありました。「この後どうなっちゃうんだろう??」と先の展開が気になり、常にわくわく。飽きることなく、あっという間でしたー。

ただ、キャラが可愛いので、あまり感じにくいのですが、設定が設定なので、ちょっと重苦しかった。終末観というか希望があるようでないような空気が終始漂っていて、息苦しいというか。私にはちょっときつかったかなぁ。

ずっと地下にいるし、グロ描写もあったり、人によって、合う合わないがありそうです。

「閉塞感」「弱肉強食」「食べ物不味そう」で、私はこの世界で生きていける自信がないです笑。というか、こんな世界じゃなくて本当に良かった!

最後に

新境地!!こんなアニメ観たことないです。「ほぼ1人で製作された」とは思えないほど、作り込みがすごい!ストップモーションって事前に知っていなかったらCGって言われても信じるレベル。

観終わった後、壮大なものをみた気分になること間違いなしです!!

これは3部作のうちの第1章とのこと。次の章が待ち遠しいです♪ あの後どうなるのか気になります!