ネタバレ感想『スパイダーマン:ホームカミング』
こんにちわ。もえです。
英語の勉強もかねて、時間があるときに英語圏の映画(主にアメリカ)を観ています。(本業は英語講師です。)
今回は、2017年と結構前の作品ですが、気になっていた
『スパイダーマン:ホームカミング』をやっと観れたので、今回はその感想を書きたいと思います。
概要
監督:ジョン・ワッツ
原題:Spider-Man: Homecoming
製作:2017年 アメリカ
感想
最初に思ったことは
CGを駆使した映像で、アクションシーンはすごいけど、ストーリーは単純な映画
勝手な私の偏見ですが、アメリカのアクション映画って、「正義が悪を倒してみんなハッピー」な気楽にみえるものが多い気がします。
こちらの映画もその例にもれずっていう感じでした。
なにも考えずに観れるので、そういった映画は嫌いではないし、むしろ好んで観る方ですが、どうしても気に入らなかった点が1つ。
元祖スパイダーマンの映画より、よりマンガチックになっている
点です。
世界観に入り込めない
元のアメコミを観たことはありませんが、元祖映画を観た限り、設定としては
裕福ではないけれど優しい老夫婦に、学校では目立つタイプではない高校生?大学生?がひょんなことからスパイダーマンになって、ニューヨークの街を悪い奴から守る
という感じでしょうか?
その世界観に入り込めない
メイおばさん、綺麗になりすぎ!
まず、主人公の育ての親である、メイおばさん。確かに中高年。でもスタイルが良すぎ。そして服のセンスが良すぎ。
中高年モデルやっていますって言われても、疑わないぐらい色気がある。ファッションだって、ストリートのお洒落雑誌とかに掲載されていても、個人的におかしくないぐらい色とかセンスです。
スパイダーマンの基本設定知っているのに、最初みたとき、あなたは誰ですが?って思いました。
そして次に、家、綺麗すぎ!
お洒落な絵がちらほらあるし、壁紙と家具の色合いもいいし、モデルルームっぽいというか・・・。一般的な住宅をみている感がしなかったですねぇ・・・。
どこにでもいそうな優しいおばあちゃんっていうより、Instagramerを観ている気分になりました。
そして、ニューヨークの街並みがない!
まず学校のシーンが多い。主人公は学生だから、まあそこは仕方ないとして。修学旅行とか軍事秘密基地とか、会社の施設のシーンが多すぎて。街並みがほぼ出てこなくて、ニューヨークの危機を救ってる感じがしないんですよね・・・。
ちょっと灰色がかったあの独特の色合いとか、人の多い感じとか、コーヒー片手に歩く人とか、ホットドックの屋台とか、ニューヨーカーファッションとかがみれないのが残念でした。
観ていて舞台が、ニューヨークなのをすっかり忘れていました。
悩みが浅くて共感できない
映画冒頭からしゃべりまくりの主人公。とにかく騒がしいくらいおしゃべりで明るいです。
主人公に苦難が襲いまくって、苦悩して暗い主人公をみるよりも
こっちも主人公が明るくて、楽しい日々を送ってくれた方が嬉しいのです。
でも、悩みが浅い!共感できない!
私にはどうしても、主人公の悩みが浅くみえてしまいました・・・。とにかくアイアンマンに認められたくて、頑張る主人公。そして、危機的状況で踏ん張らないといけない時に
お前は本物のヒーローだ
的なことで、力を発揮していました。(一語一句同じではないですけど、そんな感じの言葉でした。)
元祖のスパイダーマンは、強い力をもつものは責任が伴う、っていう言葉がとてもかっこよく印象的だったので、今回のテーマが余計響いてこなかったです・・・。
でも、主人公は真面目で素直でとてもいい性格で好感がもてました。
総括
私は元祖の雰囲気が大好きなので、どうしても比べてしまってこの作品自体そこまで好きではなかったです。
元祖とは全くの別物。アベンジャーズバーションのスパイダーマンの映画
と思えば、客船の沈没を防いだり、飛んでいる飛行機の外側での戦闘など、ド派手なアクションシーンがたくさんあって、アクション映画としては楽しいと思います。